はじめに
会社で推奨しているのと、体系的なIT技術を網羅的に勉強しておきたいと思い、応用情報技術者試験の令和7年度秋期を受けることにしました。
(https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/2025r07.html)
日々の業務で生成AI(Gemini)を利用しているのもあり、生成AIを利用して応用情報の勉強をしようと思いました。書籍は購入した後にAI使ってやってみようと思いついたので本は購入しましたが、ほぼ見ていません。(重い本を持ち歩くの嫌ですし。。)
AIでの勉強方針
今回は「Gemini」を利用しています。(Chat GPT等でも特に変わらないと思います)
応用情報は過去問題が充実しているので、とにかく問題を解いていく方針としました。
テキストでは理解しきれないところやモヤモヤが残りますが、AIには雰囲気での質問ができるので曖昧な理解をよりクリアにしていくことができます。
受かることが目的なので、AIのモデルを自分専用にするなど複雑なことはやりません。
簡単に効率的に勉強を進めるためのツールとして利用します。
午前問題
AIはあくまでも解説用になるので過去問は2つを利用しました。
- 応用情報技術者試験 全問解説 – 独学TODAY
- https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.trips.shikakuoyojoho&hl=ja
- 電車内での勉強や、分野ごとに深堀勉強する用
- 応用情報技術者試験ドットコム
- https://www.ap-siken.com/apkakomon.php
- PCを利用できる環境で、全体的に勉強する用
問題を解いては理解して、理解できなかったりしたらAIに質問するを繰り返しました。
わからない問題はそのまま画像をGeminiに貼り付けて質問します。
画像をそのまま添付できるのはすごく楽でした。

午前問題は午後問題へ通ずるものがあり、午後問は知っているだけではダメで理解していることが求められます。なので、午前問題は理解しているかを重要視しました。
午後問題
午後問題は公式が展開している過去問をPDFでダウンロードしてタブレットで表示して勉強をしました。(紙の印刷はめんどうだったので)
解いたものはGeminiに採点をしてもらいました。
午後問題は特に文章問題があるので「ニュアンスは合っているけど正解か?」「なんでこの文章形式じゃないとだめなのか?」という疑問がものすごく出てくるので、その疑問をGeminiにぶつけます。
微妙な回答だと「不正解になる可能性が高いです」や「部分点がもらえるかもしれません」のように回答してくれます。また、自分の回答がなぜ微妙なのかも解説してくれるので勉強がはかどりました。
モデルの使い分け
Geminiには2.5FlashとProがあります。(2025年10月時点)

Flashは「回答制度:低い」「回答速度:速い」
Proは「回答制度:高い」「回答速度:遅い」
という違いがあります。
この用語何だっけ?みたいなサクッと知りたい場合はFlashを、細かく解説してほしいときはProを利用することをお勧めします。
(私は最初の方は覚えるためにFlashを多用していましたが、徐々に覚えていくとProしか利用しなくなっていました)
Proは課金要素があるので注意です。(私は課金モデルを利用していたので上限はなかったです。)
Gemを利用する
GemとはGeminiにおける「特定タスクに特化したAIアシスタント」を指す機能のことです。エージェントみたいなものです。
過去問の1回分のエージェントを作るイメージで、Gemは特に午後問題に便利です。
Geminiの左上の方に「Gemを表示」からGemを開きます。

そしたらダウンロードした過去問のPDFを添付します。
(今思えばNotebookLMにリンクを添付すればもっと楽にできた可能性はありますね。。)
あとは説明とカスタム指示を記載して保存を押します。
(例)
説明:応用情報の勉強
カスタム指示:現在、応用情報を勉強しています。添付した過去問題を解析して分析してください。私の質問に丁寧に答えるとともに、応用情報の合格に必要な補足情報も加えてください。
カスタム指示は自分の得意分野や背景なども入れておくといいと思います。
Geminiへ相談
10月の試験に向けて7月くらいから勉強を始めましたが、午後問題は何を解くか、どういう方針で勉強をしていけばよいかを相談するのに利用しました。
最終的には自分の判断にはなりますが、客観的な意見として非常に有用でした。
特に午後問題は何を解くかについてはAIの意見を取り入れました。
- 情報セキュリティ(必須)
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- データベース
- 情報システム開発
最終的には上記5つを受けたのですが、7月時点ではデータベースと情報システム開発は「プログラミング」と「プロジェクトマネジメント」でした。
プログラミングについては数学的な文章を理解するほうが重要で、点数がすごくバラつきがありました。私の経歴では情報システム開発が当てはまるとAIに教えてもらい変えたところ点数が安定したので採用しました。また、プロジェクトマネジメントは苦手ではなかったですが、データベースの方が得意なのでは?とAIからアドバイスをもらい、採用しました。
ネットワークの代わりに組込みシステム開発を勧められましたがこちらは却下しました。(ネットワークは勉強したかったので)
最後に
今後、AIを使える人と使えない人の差はどんどん広がっていくと思います。
私は親の世代からはITネイティブと呼ばれ、スマホなど簡単に利用できましたが、今後はAIネイティブのようになっていくのではないかと思います。(既にググるはもう古いのような記事も見かけます)
AIネイティブに負けないためにもっと使いこなせるようになりたいですね。