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AI博覧会 Spring 2025 に行ってみた

AI博覧会とは

AI博覧会は最新の人工知能や事例を紹介するカンファレンスです。
企業や研究機関が開発したAIに関するプロダクトの紹介を行い、技術者やビジネス関係者が交流を深めます。

AIに関するこんな商品があるよというお披露目会みたいなものでした。
IT系だけでなく製造業やサービス業、コンサル業の方も参加されてました。


2日間で7つほど講演会に参加しましたが、特におもしろかったものをご紹介します。


金融データ活用の進化版 AIエージェントはどこまできているのか?

一般社団法人日本ディープラーニング協会の専務理事である岡田 隆太朗さん含め3名が登壇されてました。

要約すると金融機関のデータをもっと活用していこう!そのためには?という内容でした。

生成AIの利用レベルを3段階+αで定義していました。

  • レベル1:社内でChatGPT等の生成AIを個々人が活用
  • レベル2:RAGの仕組みで社内情報を取り込んで、特定分野のアプリケーションを構築
  • レベル3:社外のお客様に生成AIを使ったサービスを提供
  • +α:高度な取り組み(社内でLLMをファインチューニングしている等)

実際の会社がどのレベルなのかアンケートを取った結果は51社中32社(62%)がレベル1以上を着手しているそうです。(逆に38%は未着手というのに驚きです。。)

さらに、62%は実証実験で業務に適用できているのはもっと少ないそうです。

課題は「人材育成」や「個人情報」などを挙げていました。
金融系では必須ですね。

生成AIの活用レベルをリスク強度との表も出していました。

やはり、金融機関は誤情報による影響が大きいので、怖いのはハルシネーションですね、、

また、アプリケーションエンジニアとしては悪用も気になるところです。

これ以降は実際の企業の具体例をいくつか挙げていました。

コールセンターの例を挙げていましたが、技術的な要素をもう少し話してほしかったなと思いました。




最後に、

AI博覧会では名刺交換などもあり企業同士の連携を高めるのが狙いで、私は他社がどんなことをしているのか知りたかったので参加して良かったです。技術的な勉強は別でやらないと、、とは思いました。

ぜひ、AI博覧会に行ってみて下さい。

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